メールで無料法律相談はできるの？メリットと注意点

2018/09/01

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初めて法律相談をするときの不安を解消するために、法律相談の注意点や弁護士業界について分かり易く解説します！

メールで無料法律相談はできるの？メリットと注意点

日常生活で弁護士に法律相談をすることは縁が無いように感じられますが、離婚、相続、借金や交通事故等のように突然法律相談をする必要に直面することがあります。しかし、弁護士事務所に行くのは敷居が高く、また費用がどれぐらいかかるか分からず不安という方も少なくありません。

このような場合に頼もしいのがメールの無料法律相談です。この記事では無料法律相談がメールでできるのかや、そのメリットと注意点を分かり易く解説します。

1. メールなら気軽に法律相談できる

メールで無料法律相談をするメリットは、一番はお手軽さにあるでしょう。電話や直接の法律相談とは違ってお互いの都合が良いタイミングで依頼をすることができます。メールを書く手間はありますが、弁護士と会わずに法律相談ができて上手にお話をする必要もありません。

また、インターネットで調べて弁護士に依頼するような場合は、何人かの弁護士に会ってから相性を確かめてから依頼したいと思われるかもしれません。しかし、自分の足で複数名の弁護士と顔を合わせ法律相談をして担当者を決するのは大変労力が必要です。一方、メールの法律相談であれば、複数の弁護士と顔を合わせてお話をするといった労力が不要です。

2. メールなら法律相談の記録が残る

また、メールの法律相談では文面が残るという特性から、メッセージを送信する前に法律相談で伝えたい内容が記載されているかを入念に確かめる事ができます。また、弁護士からのアドバイスも文面で確認できるので、直接の法律相談時のように緊張してどのような助言を貰ったか分からなくなることもありません。

3. 十分な法律相談にはならない

一方で、メールで法律相談をするときは弁護士が資料を見て、相談者に資料の意味を確認したりはできません。また、メールに記載されている内容に基づいて弁護士が判断するため、メールの記載内容が不十分だと実効性ある法律相談にはなりません。

また、弁護士にとってもメールで法律相談をするのはリスクがあります。電話や直接の法律相談と異なり、微妙なニュアンスが伝えられない上にメールだと文面が残ってしまいます。従って、弁護士としてはより無難なアドバイスをしようとする傾向にあります。

そのため、無料のメール相談では、弁護士に依頼すべき内容か否かだけの相談に乗ることもあります。このような場合はメールで相談をして解決策の助言を得ることはできません。

4. まとめ

メールの無料法律相談を利用すれば、気軽に法律相談が出来たり、法律相談の記録が残るメリットはあります。しかし、電話や対面の法律相談とは違って、弁護士が判断をする上で情報が足りていない時にすぐに聞き返して情報を補うといった事ができません。弁護士としても不十分な情報しかなければ無難なアドバイスになって十分な法律相談ができません。従って、メールで法律相談をする時はできるだけ、ポイントを押さえて事実関係を記述しつつ弁護士が混乱しないような法律相談をしましょう。