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離婚に強い弁護士の探し方と注意点  

2018/09/04
 
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猫管理人
初めて法律相談をするときの不安を解消するために、法律相談の注意点や弁護士業界について分かり易く解説します!

離婚に強い弁護士の探し方と注意点

 

将来を誓いあって結婚しても、様々な理由によって離婚をしてしまう夫婦が少なくありません。離婚をする場合は子どもの親権や、財産分与・慰謝料を巡っていろいろなトラブルが発生することがほとんどです。当事者同士で円満に解決できればよいのですが、離婚問題を複雑にしないためには弁護士に相談することも大切です。

OLちゃん
せっかく結婚したのに離婚なんて考えたくないですね
猫管理人
日本人夫婦の3組に1組は離婚するとも言われているからね。離婚は身近な問題だね
OLちゃん
そんなに離婚する割合が多いんですね!
猫管理人
ちなみに恋愛結婚の離婚率は40%なのに対し、お見合い結婚だと離婚率は10%という統計もあるそうだよ
OLちゃん
結婚するならお見合い結婚の方が良いんですね

 

1.     離婚問題を弁護士に相談するメリット

離婚問題を弁護士に相談するメリットは、当事者同士では解決できないことについても解決の方針を確認できる点です。二人だけで話し合いをしているとどうしても感情的になってしまいがちです。弁護士に相談すれば法律上の解決指針を確認して、冷静に判断をすることが可能になります。

 

2.     離婚に強い弁護士?

 

弁護士を探すと言っても、弁護士には得意分野があります。せっかくなら離婚に強いに法律相談をしたいですよね。法律事務所や弁護士によって得意分野があることは否定できません。一般的には、企業法務系、一般民事系、刑事系の分野があり、特定分野に特化していることも総合的に取扱っていることもあります。

しかし、離婚問題に強い弁護士を探すときは、前提として離婚問題はさほど専門性が高くないことに注意が必要です。なぜなら、ほとんどの弁護士は多かれ少なかれ離婚問題を取り扱っており、あえて「離婚問題に強い」ことを強く打ち出すことをしないからです。

また、離婚問題は定型的・大量な事務処理に向いておらず、どちらかと言うと依頼者や相手方の言い分をよく聞いて感情をなだめる要素が強いと言えます。従って、弁護士事務所が業務処理過程を工夫して生産性を向上させづらいため、あえて離婚特化をするメリットが少ないとも言えます。

従って、離婚に強い弁護士を探すという発想だと落とし穴にはまる可能性があります。離婚問題はほとんどの弁護士が取り扱っており、専門性を打ち出すことに向いてないことに注意する必要があります。

 

3.     離婚問題で弁護士を選ぶ観点

 

(1)     離婚したい側か離婚を求められた側か

離婚問題で弁護士を選ぶ場合に問題になってくるのは離婚したい側か否かです。離婚したい側なら良いのですが、離婚を求められた側の場合は、「どうしても離婚したくない」と思っても、向こうが本気で別居等をした場合は最終的には離婚が認められてしまいます。

従って、離婚を求められた側は、あなたの意向と反する内容であっても上手く助言して気持ちに寄り添ってくれるような弁護士を選んだほうが良いでしょう。

 

(2)     男性弁護士と女性弁護士

離婚問題に関しては男性弁護士と女性弁護士のいずれかを指定する方も少なくありません。とくに女性のご相談者様の中には、男性弁護士には相談しづらいので、女性弁護士を希望される方もおられます。

もし、あなたが女性であり、男性側の浮気が原因で別れる場合は、夫である男性側は慰謝料などをなるべく支払いたくないと考えていることも少なくありません。男性側の浮気などで別れる場合はしっかりとした証拠などを揃えておくことが重要です。法律相談などをして、証拠を集めるアドバイスなどを受けて多くことも必要になります。

また、男性側が妻から別れ話を持ち出された場合、男性側の収入が多ければ正式に別れるまでは婚姻費用が発生することが注意点です。男性側は妻に生活費用などを支払うことが必要になる場合があるので、毎月話し合いなどで決められた金額を渡さなければいけません。女性側は離婚が成立するまでは婚姻費用を受け取ることができるため、手続きを長引かせようと考える場合があるので気をつける必要があります。

男性弁護士と女性弁護士のどちらが離婚に強いかと言われると、あまりこの点は関係ないように思われます。しかし、離婚問題は、どちらかと言うと弁護士の人柄やあなたとの相性が重要です。女性弁護士の方が話しやすい、男性弁護士の方が頼りがいがあって安心というのであれば、そのような気持ちを重視して弁護士を選んでも良いと思います。

OLちゃん
男性の弁護士さんか女性さんかが大事なんですね
猫管理人
とくに不妊治療やセックスレスが離婚の遠因だと異性には話しづらいよね
OLちゃん

(3)     弁護士費用について

弁護士に相談する場合に支払わなければいけないものが法律相談料です。無料の法律相談などもありますが、離婚問題に関しては有料の法律相談が比較的多い印象です。法律相談をしてすぐ依頼になりづらいことや、法律相談自体がカウンセリングの価値があるためだと思われます。

弁護士に離婚交渉や調停申立てを依頼する場合は正式に契約することが必要になります。着手料や様々な手数料なども必要になるため、弁護士費用は高額になることが少なくありません。依頼する前に法律相談をして、どれぐらいの費用が必要になるのかを確認することも探す時の注意点になります。

 

4.     離婚問題で弁護士を探す方法

 

離婚問題で弁護士を探す方法としては、知人から紹介を受ける、ポータルサイトを利用する、インターネットで検索する等があります。

 

(1)     人柄を重視して弁護士を選びたいとき

弁護士を選ぶときに人柄を重視したいなら知人から紹介を受けることが考えられます。紹介者がいる方が安心感がありますし、紹介者から弁護士の人柄を予め知ることができます。

 

(2)     複数の弁護士を検討したいとき

複数の弁護士を比較検討したいなら、弁護士の相談ポータルサイトを利用することが考えられます。とくに国内最大級のポータルサイトである弁護士ドットコムは離婚・男女問題に強いと言われているためおススメです。

但し、離婚問題はただでさえ解決までに時間がかかり、あれこれと悩みが多い問題です。あまり数多くの弁護士からアドバイスを受けると混乱することもあるので注意が必要です。相性が合いそうな弁護士が見つかれば、その弁護士を信じて依頼を決断する方が良いでしょう。

 

(3)     インターネットで検索する

離婚に強い弁護士を探すならGoogleやYahoo等で検索することも考えられます。インターネットで検索して見つかる法律事務所は、少なくとも離婚問題に対応するためにわざわざ専門サイトや専門ページを持っているのであり、離婚問題に力を入れていることは間違いないでしょう。

インターネットで検索するときの注意点は、「離婚 弁護士」や「離婚 法律相談」等ではなく、自分が気になっている点や解決の方針まで踏み込んだ検索をすることです。例えば、以下のようなキーワードで検索することが考えられます。

  • 離婚 親権 法律相談
  • 離婚 財産分与 法律相談
  • 離婚 慰謝料 法律相談
  • 離婚したい 弁護士
  • 離婚 調停申立て 弁護士

 

5.     まとめ

離婚に強い弁護士の探し方と注意点ですが、大前提として離婚は比較的専門性が高くはない分野なので、弁護士の相性や人柄を重視して弁護士を選んで良いと思います。どのような観点で弁護士を選ぶかによって、知人からの紹介、ポータルサイト、インターネット検索等を使い分けましょう。

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