弁護士の相談窓口はどんなものがある?4つの相談窓口
弁護士の相談窓口はどんなものがある?4つの相談窓口
借金、離婚や相続の問題を弁護士に法律相談をしたいと思ったときにどのような相談窓口があるでしょうか。弁護士の相談窓口をどうやって探したら良いかわからないという人もいると思います。普通に生活をしているとあまり接点のない弁護士ですから、知り合いがいるということも少ないのではないでしょうか。そして相談料が高いのではないかと不安に思う人もいるといるでしょう。
1. 法テラスの相談窓口を利用する
法テラスはインターネット上にサイトを持っており、法テラスの相談窓口から弁護士に相談することができます。法的なトラブルを解決するための公的な相談窓口でもあるので安心して利用できるのも大きなポイントです。また、一定の要件を満たす場合、法テラスは無料で利用できたり、依頼した後も弁護士費用の援助を受けることができます。
相談窓口としては弁護士にジャンルを問わず総合的な法律相談ができる場所なので、弁護士に相談すべき内容か分からないといった基本的な悩みから解決していくことができます。
また、電話をすればオペレーターが丁寧に対応してくれるので、悩みを整理することができて解決するための方法や相談窓口などを教えてもらえます。専門ダイヤルには、例えば犯罪の被害者専用等の特定ジャンルに特化した窓口もあるので、自分の悩みに応じて電話してみるとよいでしょう。
なお、言葉が解らない外国人に対しても多言語情報提供サービスで、英語や中国語を始めとしたいくつかの言語に対応してるようです。
2. 弁護士会や自治体の相談窓口を利用する
弁護士に依頼したいが相談窓口が分からないということなら、都道府県の弁護士会の相談窓口も有効です。自治体が行っている無料の法律相談を利用してみるという方法もあります。自治体が行っているので安心して利用できますし、そのまま依頼することも可能です。弁護士が解決できる問題ではないときでも、適切な窓口を紹介してもらえるなど無料でも弁護士からトラブル解決のアドバイスをもらえます。
3. ポータルサイトの相談窓口を利用する
ポータルサイトとは、「食べログ」や「ぐるなび」のように多数の弁護士が登録しているサイトです。ポータルサイトを弁護士の相談窓口に利用している人も増えているようです。
ポータルサイトの特徴としては、インターネット上で事務所の所在地や注力分野等に応じて弁護士を検索できる点です。登録している弁護士によっては無料法律相談を行っていたり、費用を明示していたりすることもあるので安心です。
無料で弁護士に相談できる場合は実はたくさんありますので、ポータルサイトをうまく活用していくとよいのではないでしょうか。うまく活用していくポイントはある程度トラブルの内容を自分で整理しておくということです。例えば交通事故についてなのか離婚について問題を解決したいのかといったジャンルが解っているだけでも、どこを利用するとよいのかがわかってきます。
注力分野=ほぼ専門分野です!
弁護士は広告規制において「専門分野」の表示をすることはできないとされています。理由としては、客観的に専門性が高いことを保証することはできないからだと思われます。そこで、広告の表示においては、主観的に弁護士が力を入れている分野ですよという意味で「注力分野」という言葉が使われます。でも、本質においては、注力している分野や最も力を入れている分野は、弁護士にとって専門分野にしたい分野だと理解して間違いないと思います。
4. インターネットで相談窓口を探す
自分が抱える問題のジャンルが明らかで、どのような解決を希望するか分かっていればインターネットで弁護士の相談窓口を探すことが考えられます。例えば、「離婚 法律相談」等で検索すれば、相談を受け付けている弁護士事務所のホームページが出てくるでしょう。
弁護士は法律問題に詳しい専門家ですが得意分野があります。せっかくなら自分のトラブルを得意分野とする弁護士の相談窓口を調べたいですよね。インターネットで相談窓口を探すメリットとしては、自分が抱えるトラブルのキーワードで調べて検索上位にくるホームページを持っている弁護士事務所はその分野に強いだろうと言えることです。
5. まとめ
弁護士の相談窓口は実はたくさんあります。自分が抱えているトラブルがどのジャンルか分からない、そもそも弁護士に相談すべきか分からない場合は法テラスや、弁護士会・自治体の相談窓口を利用すると良いでしょう。
自分が抱えるトラブルに注力している弁護士を複数比較したい場合はポータルサイトの相談窓口を利用すれば、たくさんの弁護士を注力分野から調べることができます。他方で、自分が抱えているトラブルに最も強い弁護士を探したい場合はインターネットで検索するのが良いでしょう。但し、この場合はどのようなキーワードで検索するのが適切かをきちんと把握している必要があります。
できるだけ早くトラブルを解決できるように弁護士の相談窓口を活用していきましょう。