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弁護士に相談するときの保険について解説!保険を有効活用して弁護士に相談しましょう。

2018/09/03
 
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猫管理人
初めて法律相談をするときの不安を解消するために、法律相談の注意点や弁護士業界について分かり易く解説します!

弁護士に相談するときの保険について解説!保険を有効活用して弁護士に相談しましょう。

 

初めて弁護士に相談する人が気になるのは、弁護士に相談または依頼する時にかかってくる費用です。相談に関しては初回無料としているところも多いですが、弁護士に依頼するとなるとそれなりの費用がかかってきます。そのような場合に有効活用したいのが、交通事故案件における弁護士費用特約や弁護士保険の存在です。

そこで今回は、弁護士に相談するときの保険について解説していきます。

OLちゃん
保険って分かりにくくて、難しいイメージがあります!
猫管理人
弁護士に相談するときの保険は、種類も少ないし分かり易いから大丈夫だよ

 

1.     弁護士保険とは

 

(1)     弁護士保険の概要

弁護士保険とは、弁護士に相談または依頼をした際に発生する相談料・着手金・報酬金などの費用を補償してくれる保険のことを言います。補償してくれる内容は一般事件と偶発事故に関するトラブルに関しての弁護士への相談・依頼費用となっていて、さらに特約を付けることによってより幅広い補償を付けることも可能です。

一般事件は離婚の問題や遺産相続のトラブル、労働問題、最近は近所のトラブルなどもこちらに該当しています。そして偶発事故は交通事故や火災、自転車事故などが該当しています。基本的には個人の方が弁護士に依頼する必要がある事件に関してカバーしているのが弁護士保険です。

これらの補償内容は弁護士保険会社やプランによって異なりますが、基本的には一般事故と偶発事故の両方または偶発事故のみの補償としているところが多いようです。またトラブルが起きた場合のヘルプコールや無料相談・アドバイスなどのサービスがオプションとしてついているものも少なくありません。

 

(2)     弁護士保険のメリット

弁護士保険を利用するメリットは、加入しておけば自分で抱えきれなくなったトラブルに対していつでも気軽に弁護士に相談しやすくなるという点です。それによってトラブルがスムーズに解決する可能性が高くなりますし、かかってくる費用負担も軽減できるので安心感という意味では大きなメリットだと言われています。

なお、弁護士保険に加入すれば加入証や保険証が発行されて、これを見せればトラブルを予防できると謳われる場合があります。この点に関しては、現時点では社会的に弁護士保険の認知度が拡大しているとは言えないことや顧問弁護士が居てもトラブルが生じる現状から考えると、トラブル予防効果はどこまで実効性があるかはやや疑問があります。

 

(3)     気になる保険料は?

弁護士保険の保険料は月額約3000円程度からのようです。年間約3万6000円程度の保険料を高いと感じるかは人によりますが、万が一事件に巻き込まれたときに弁護士費用は数十万円程度かかることや、弁護士費用が用意できなくて泣き寝入りする事案も少なくないことを考えると決して高くはないと考えることもできます。

OLちゃん
毎月3000円か~
猫管理人
でも、弁護士に依頼すれば少なくとも4~50万円の費用はかかるからね
OLちゃん
10年に一度弁護士さんに依頼することがあるかどうか
猫管理人
弁護士を使ったことがあるのは約7%とも言われているけど、弁護士費用で割に合わずに泣き寝入りしている人も少なくないからね。弁護士費用を気にしなくて良いなら、もっと弁護士に依頼する機会は増えると思うよ
OLちゃん
たしかに弁護士費用を気にしなくて良いなら、小さなトラブルでも弁護士さんに依頼したくなりますね!

 

2.     弁護士保険と格安顧問弁護士との比較

 

最近は月額3,000円前後の格安顧問弁護士サービスも提供されています。弁護士保険と格安顧問弁護士サービスは金額的には同水準であるため、どちらが良いか気になられるかもしれません。

この点に関しては、個人的なトラブルが生じる心配がある場合は弁護士保険にメリットがあり、事業活動をされている場合やトラブル予防の観点からは格安弁護士サービスの方が適していると思われます。

もっとも、いずれのサービスも弁護士業界全体から見ると相当新しいサービスであるため、具体的にどれほどの実効性があるのかは今後の検証が待たれます。

 

3.     弁護士費用特約とは

 

(1)     弁護士費用特約とは

弁護士費用特約とは損害保険の中に含まれている特約です。交通事故の被害者となった場合に、弁護士との相談料や依頼する時の費用を補償してくれるという内容になっています。

これによって加害者への慰謝料等の損害賠償請求や、保険会社との示談交渉を求められた場合の弁護士費用を原則として負担せずに済むのが最大のメリットです。

交通事故の被害者にあった場合は金銭面・法律面だけではなく、後遺症等の医療に関する問題もあるため、当事者同士だけでは円満に解決できない案件も多いと言われています。そのためどちらかに不利な条件を突き付けられることも少なくないので、そのようなトラブルを解決するという意味でも弁護士費用特約は重要だと言えます。

ちなみに弁護士費用特約は交通事故の被害者向けに作られたものであるため、加害者側が使えないと思っている人も少なくありません。実際には慰謝料の減額や示談交渉の代理人として、加害者が弁護士費用特約を使えるプランを用意している保険会社もあります。”

 

(2)     日常生活弁護士特約

なお、いわゆる弁護士費用特約は自動車保険に付随するものであり、基本的には自動車事故に限定されています。意外と知られていませんが、自転車事故の被害者に会った場合は対象外となります。

従って、自転車事故等をカバーしようと思うと日常生活弁護士費用特約に加入する必要があります。他方で、日常生活弁護士費用特約に加入していれば、自転車事故以外にも日常生活上の被害事故は幅広くカバーされます。例えば、子どもが遊んでいるときに事故でケガを負った場合や、他人のペットに噛まれた場合等も対象になる可能性があります。

 

4.     弁護士関連の保険に関する注意点

 

弁護士費用特約も弁護士保険も、どちらも弁護士に相談や依頼をする際の費用を補償してくれます。但し、どちらの保険も補償を使える条件が保険会社によって異なっているので、事前にどこまで補償してもらえるのか確認しておく必要があります。

弁護士費用特約は自動車事故以外を補償してくれるものもありますし、被害者だけではなく加害者も使えるのかどうかで補償範囲も大きく変わってきます。そして弁護士保険も補償内容や範囲が広いものであれば幅広い用途で利用できますが、その分保険料も高くなってくるのでどこまでカバーしてもらうのかを検討することが大切です。

どちらの場合もより意識しなければいけないのが、保証してもらえる金額と保険が利用できない条件を確認しておくことです。

 

5.     まとめ:弁護士費用は保険の有効活用を

 

日常生活の中で弁護士に依頼したり相談するようなことが起きることは少ないと思われがちですが、近所間のトラブルや交通事故など身近なところにトラブルが潜んでいることが多いです。そんなトラブルに巻き込まれた時に弁護士費用特約や弁護士保険に加入しておけば費用面での負担が少ないですし、気軽に弁護士に相談しやすくなります。泣き寝入りをしないためにも、弁護士費用に関する保険を有効活用することを考えましょう。

 

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